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管理人(英一郎)から一言
英語学習を応援する「英語を装備せよ!」管理人の"英一郎"です。
私と英語との付き合いは、二十年以上になります。英語を中学・高校・短大・学習塾で教えた経験を持ちますが、今もなお私自身が英語の学習者です。
日々、学習者と接し、また自ら学習していく中で感じている学習法、指導法から、いくつかのヒントをお話したいと思います。
●英語は道具である
言うまでも無く、言語は意志伝達の道具です。○×式の試験は、学習にメリハリをつけるための手段であり、目的ではありません。「正しい」「正しくない」にこだわらず、「通じる」「通じない」を学習の指針としたいと思います。
我々の日常における日本語と同様に、100%正しくなくても、100%通じることがほとんどです。
あまり「正しい」英語に縛られず、「ほぼ通じる」英語を身につけていくことを目標にしてはいかがでしょうか。
●英語はもはや「英」語ではない
英語は世界共通の言語であるということは、今更言うまでもありません。しかし未だに英語の本流は「イギリス英語」だという認識をお持ちの方もいらっしゃるのでは。
(中学・高校の英語は、既にイギリス語ではありません。念のため。)
単語のつづりは、完全にアメリカ式(?)が主流ですし、発音に至っては、どこの(国や地域)発音が正統派かなどという議論は意味を持たなくなっています。
「きれいな発音」志向は、捨てるべきだと思います。
●発音よりもアクセント
英語を使う人は、世界で10億を超えます。そのうちイギリス・アメリカ・カナダ・オーストラリアの人口は合計しても3分の1に過ぎません。「英語はアジアの言語」なのです。
発音もまちまち。決して「きれい」な発音が主流ではないのです。ところが、日本人の英語は、とりわけ通じにくい。「きれい」志向なのにです。
問題は、音の強弱と高低、つまりアクセントとイントネーションにあると言えるでしょう。
「日本人の英語は機関銃のようだ」と言われているとか。単調な音がダダダダダダと続くからだそうです。ダダダダダダじゃないので、とても聞き取りにくいのです。
強弱が正しければ、かなり通じやすくなると思います。
●先ずは読む力、聞く力
日本語で育ってしまった私達は、読めない英語は聞き取れない。聞き取れないものは話せない。
会話、会話と言う前に、声を出して読んでみましょう。
本気で会話を勉強し始めたら、文法の大切さも分かると思います。私達は、「外国語」を身につけようとしているのですから。
●英語は究極の暗記科目
中・高生、特に英語が苦手な生徒達に、よく言うことですが、「英語は暗記科目だよ」。
歴史の年号を覚える、百人一首を覚える、よりも、もっと体に叩き込む必要があると思います。私は、よく掛け算の「九九」に例えます。3×8=24と同じように、反射的に口から出てくるフレーズを沢山覚えることが大切です。
●教材の繰り返し
NHKの英語講座(上級者向け)では、教材を最低80回繰り返すと効果があるそうです。80回、一瞬驚くかも知れませんが、英語を真剣に学ぼうとしたことのある人なら、「なるほど!」と納得する数字だと思います。10回、20回で上達しないのは才能が無かったわけではないのです(笑)。
●聞いてるだけでは、単なるBGM
社会人の生徒さんの中には、「車の運転中に聞いてるだけでも効果があると思って、いつも英会話のCDを聞いてるんです」とおっしゃる方がちらほら。私は、「期待はできません」と答えています。
何十回も聞いてたはずの歌(日本語)なのに、随分経ってから歌詞が分かったという経験はないですか? 完全なバックグラウンドミュージックになってしまっていると、メロディーは覚えても、歌詞は全くの素通り状態です。
英会話のCDも同じで、しっかりと話の中身を把握して、自分もそれに参加しているつもりで聞かないと、ほとんど効果は無いと思います。(体験上の話です)
●つまるところ
英語の勉強は、しっかりと良い教材と向き合うことから始まります。そして、これと決めたテキストは、身に付くまで繰り返す。中学生でも高校生でも、回数に個人差はあっても、繰り返した者が、英語を得意科目にするのです。難度の高い教材なら、それこそ80回繰り返すことも必要なのです。
と、まぁ、自分のことは棚に上げて、偉そうに。
最初に述べたように、私もヨチヨチ歩きの学習者。このホームページ開設を機に、もう一度気合を入れなおそうと思います。
また、思いついたことがあったら追加していきたいと思います。できれば、文法攻略の必殺技なども紹介したいです。
英語をモノにしたい皆さん。頑張りましょう!
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